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電波の備忘録

【同人ゲーム】アパシー 学校であった怖い話【レビュー】

【同人ゲーム】アパシー 学校であった怖い話【レビュー】_a0063531_2328730.jpg


市販ゲームか、フリーゲームかしかレビューして来なかったのですが、この際自分が遊んだゲームノートだと割り切りましたんで同人ゲームもこれからはいくらか顔を出すと思います。
ええ、そういう人種なんでw

皆さん「学校であった怖い話」って覚えてますか?
私は非常に色濃く覚えています。
始めて実写を取り込んだゲームとしての偉業は元より、自分自身の選択で語り部たちが全く色の違う話を展開していくプレイヤーに委ねられた強大な決定力が非常に印象深いゲームでした。
しかし、SFCのゲームですから相当風化してしまって記憶の片隅に残っていただけだったのですが、その同人ゲームが出るっていうんです。
そりゃ、気になりますよね。

私は初見だったんですが、この作品には小説版というものがあったらしいです。
このゲームがSFC時代、ジワジワと人気になっていく過程に乗り切れず、欲しい人全てに行き渡る前に市場から消えてしまった不遇の作品です。
それを元にヴィジュアルノベルにしたものが今作。
これはもはや続編とも呼べるのではないでしょうか?
良い作品なんだけど、売り上げに反映されず後々高価になってしまって手に入らないということは多々あるので、こういう運動は素直に嬉しいです。

本編には猟奇的要素が強すぎて入れられなかったと思われる、どす黒い話が7本。
語り部たちも含め、登場人物全員狂ってます!
後味の悪く、薄気味悪い話が目白押しです。
それはそれで良いんですが、SFC版で辛うじて残っていた自分が知らないだけで、実は世界のどこかではそんな話があったんではなかろうかという境界線を越えすぎていて、非常に残念でした。
所詮ゲームの中の話だねで全て整理が付いてしまうんですもの。
いや、まぁ、そりゃそうなんですが、前作はいわゆる夜中トイレが怖くなるような、現実に浸食してくる感覚があったのですよ!
それが心残りですかね。

怖い話が好きな人というよりも、狂った話、猟奇的雰囲気が好きな人にお勧めしたい作品ですね。
何はともあれ、時代に埋もれてしまって私の目には入ってこなかった小説版が、形を変えてこうして巡り会えたことに感謝致します。
☆×4
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by sinsei-virago | 2007-11-18 23:45 | 市販ゲームレビュー
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